「司法試験・予備試験の予備校はどこがおすすめ?」「料金が数十万円も違うのはなぜ?」と迷っていませんか?
司法試験・予備試験の予備校は、予備試験ルートで基礎から始める人、法科大学院で学んでいる人、社会人として受験する人では選ぶべき講座が異なります。
とくに比較したいのは、受講料の総額だけでなく、論文答案の添削通数、質問・学習相談、短答対策、CBT(パソコン受験)への対応です。安い講座でも必要な演習が別売りなら、追加費用が発生します。
本記事では、資格スクエア、アガルート、LEC、スタディング、伊藤塾、辰已法律研究所、加藤ゼミナールの7社を、公式情報で確認できる料金・講座の範囲・サポートとともに比較します。
まず自分に合う講座の候補を絞り、その後に各社のメリット・デメリットと料金を確認しましょう。2026年から導入されたCBT方式にも対応した選び方を紹介します。
- 司法試験・予備試験予備校おすすめ7選
- 司法試験・予備試験予備校7社の比較一覧表
- 目的別に見る司法試験・予備試験予備校の選び方
- 司法試験予備校は「予備試験ルート・法科大学院ルート」から逆算して選ぶ
- 司法試験予備校は「論文答案の添削量」と「CBT対応」も確認する
- 司法試験・予備試験の基本情報
- 司法試験・予備試験予備校に関するQ&A
- 司法試験・予備試験予備校おすすめ7選まとめ
- この記事について
- 資格スクエアMEDIAについて
司法試験・予備試験予備校おすすめ7選
司法試験・予備試験の予備校7社は、料金だけでなく講義・論文添削・通学環境の違いで選ぶのが基本です。まずは以下の早見表から自分の条件に合う講座を絞ってください。
| 予備校 | 比較したときの特徴 | 候補にしやすい人 |
|---|---|---|
| 資格スクエア | オンライン・合格者添削275通/質問200回(合格フルパッケージ) | 予備試験を基礎から学び、添削とCBT対策を重視する人 |
| アガルート | 総合カリキュラムとオンライン添削(フル206通/ライト174通) | 自宅学習で手厚い添削・学習サポートを使いたい人 |
| LEC | 通信と通学を選択可能。校舎・自習環境も選択肢 | 対面の学習環境や受講相談を重視する人 |
| スタディング | 10万円台の総合コース。動画・短答・AI活用 | 価格とスマホ学習のしやすさを重視する人 |
| 伊藤塾 | 大手の体系的な基礎講義、答練・ゼミ等 | 長期的に法律の基礎を学び、手厚い指導を検討したい人 |
| 辰已法律研究所 | 基礎講座のサブスクと論文答練・模試 | 基礎講座を柔軟に契約したい人、答練を補強したい人 |
| 加藤ゼミナール | 入門・総まくり・論文問題・過去問を一貫して学習 | 論文答案を意識しながらオンラインで学びたい人 |
※各社の紹介は順位を付けたものではありません。料金、添削・質問の提供範囲はコース単位で異なります。
本記事では、資格スクエア、アガルート、LEC、スタディング、伊藤塾、辰已法律研究所、加藤ゼミナールの7社を取り上げます。
なお、掲載順は単純なランキングではありません。各予備校には強み・弱みがあるため、予備試験ルート、法科大学院ルート、社会人受験、費用重視、論文答案重視など、自分の目的に合わせて比較しましょう。
司法試験・予備試験は長期戦になりやすいため、基礎講義のわかりやすさ、論文添削や過去問演習などのアウトプット環境、質問対応の充実度を確認しましょう。
資格スクエア
資格スクエアは、オンラインで司法試験・予備試験対策を進めたい人に向いている予備校です。
予備試験ルートでは、基礎講義から短答・論文・口述まで段階的に学べます。法科大学院ルートや学習経験者向けには、司法試験・予備試験の論文過去問対策や短答対策など、必要な分野を補強できる単科講座も用意されています。
オンライン対応 スマホ・PC・タブレットで講義視聴や演習を進められます。短答攻略クエストやAI添削などのアウトプット教材も用意されており、スキマ時間に学習を進めたい社会人にも使いやすい設計です。
合格実績:資格スクエア公式サイトでは、予備試験講座受講生の令和4〜7年の平均最終合格率は21.7%、同期間の受験者全体の平均最終合格率3.6%の6.03倍と案内しています。
※21.7%は資格スクエア受講生アンケートに基づく集計で、3.6%は法務省の公表結果によるものです。受験者の学習経験や集計・回答条件が同じではないため、6.03倍を「受講すれば合格可能性が6倍になる」という意味で捉えることはできません。
中心講座の「合格フルパッケージ(12期)」は、基礎講義から短答・論文・法律実務基礎・選択科目・口述までを対象にした総合パックです。公式掲載のサービスは合格者による答案添削275通、ワンクリック質問200回、合格者とのフォローアップ(学習相談)、AI添削、CBT対策など。添削と質問を複数回利用できる学習環境が特徴です。
講師は科目担任制で、公式サイトでは、民法・民事訴訟法を樋田早紀講師、刑法・刑事訴訟法を斉藤伸明講師、商法を佐々木一彦講師、憲法・行政法を宮武広講師が担当すると案内されています。
令和8年(2026年)から、司法試験では短答式・論文式の両方、司法試験予備試験では論文式にCBT方式が導入されました。これを踏まえ、資格スクエアではCBT対策システムを提供しています。法務省の体験版の仕様に基づき、司法試験・予備試験の過去問をCBT形式で演習できます。
出典:法務省「司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について」
ただし、添削275通・質問200回は「合格フルパッケージ」の例であり、単科講座を含む全商品に共通するものではありません。受講期間や対応する選択科目、CBT演習の範囲も契約前に確認してください。
| 講座・コース | 価格(税込) | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
|
合格フルパッケージ(12期) |
877,800円 |
基礎〜短答・論文・実務基礎・選択科目・口述まで。合格者添削275通、質問200回、フォローアップ、AI添削など。 |
|
短答攻略NEO |
239,580円 |
短答対策に集中する講座。基礎・論文攻略・短答攻略の講義、短答攻略クエスト、短答本番演習、質問100回。論文答案添削中心の講座ではありません。 |
|
論文基礎問マスター・AI添削 |
49,280円 |
基本7科目の短文事例・全336問へのAI添削と基礎問解説講義。合格者とのフォローアップは受講期間中2回まで。 |
※上記は通常価格です。料金・販売講座・キャンペーン・講座内容は変更される可能性があります。申込前に公式サイトで確認してください。
料金・プラン詳細の参考:資格スクエア「有料プラン・申し込み」
資格スクエア受講生の口コミ・評判
資格スクエアの講義はスライドが見やすくて分かりやすいと感じました。
特に通勤中のスキマ時間はよく使っていました。
僕はもうフォローアップと質問機能にすごく助けられました。
資格スクエアの合格体験記では、講義画面の見やすさ、スキマ時間の活用、質問・フォローアップといったオンライン学習環境を評価する声が確認できます。
実際の口コミからメリット・デメリットを詳しく比較したい方は、資格スクエアの司法試験・予備試験講座の評判も参考にしてください。
資格スクエアの他社と比べた強み
資格スクエアの強みは、オンライン上でインプットとアウトプットを往復しやすい点です。
講義だけでなく、短答攻略クエスト、論文問題演習、合格者添削、AI添削、ワンクリック質問、フォローアップ、CBT対策システムなどが用意されています。
特に合格フルパッケージでは、初学者が基礎から予備試験・司法試験まで学習を進めるためのカリキュラムとサポートをまとめて利用できます。
一方、通学型の自習室や対面授業を重視する人は、LECや伊藤塾などの通学対応予備校も比較しましょう。
資格スクエアの弱点・デメリット
資格スクエアはオンライン中心のため、校舎へ通って決まった時間に授業を受けたり、自習室で学習したりしたい人には合わない可能性があります。
オンライン学習は時間・場所の自由度が高い一方、自分でも学習時間を確保する必要があります。対面授業や校舎環境を重視する場合は、通学型予備校と比較して選びましょう。
資格スクエアはどんな人におすすめ?
資格スクエアは、スマホ・PC・タブレットを使いながら、予備試験・司法試験対策をオンラインで進めたい人に向いています。
特に、短答演習や論文答案作成を早い段階から繰り返したい人、質問や学習相談を利用しながら一人での学習を補いたい人、CBT形式の論文演習にも慣れておきたい人は比較候補にしやすいでしょう。
資格スクエアが向いていない人
校舎へ通って学習リズムを作りたい人、自習室を使いたい人、講師やスタッフへ対面で相談したい人には向きにくいでしょう。オンライン中心の学習環境より通学環境を重視する場合は、LECや伊藤塾なども比較してください。
アガルート
アガルートは、オンライン完結で司法試験・予備試験対策を進められる予備校です。
中心となる「予備試験最短合格カリキュラム」は、初学者が基礎から論文・短答まで積み上げやすい設計で、受験ルートや学習経験に合わせて複数のカリキュラムを選べます。
インプットから重要問題・過去問・答練へ段階的に進められ、公式サイトではフルのオンライン添削206通・質問100回、ライトの添削174通・質問50回と案内されています。ライトには一部講座が含まれないため、価格と演習範囲をセットで比較しましょう。
| 講座・コース | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 予備試験最短合格カリキュラム/フル | 1,298,000円 | 初学者向けの総合カリキュラム。基礎から短答・論文まで一貫して対策。 |
| 予備試験最短合格カリキュラム/ライト | 998,800円 | フルより範囲を絞って学びたい人向け。 |
※料金・講座内容・特典は変更される場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
出典:アガルート「2027・2028年合格目標 予備試験最短合格カリキュラム」
アガルート受講生の口コミ・評判
アガルートでは、講義後に問題演習へ進むカリキュラムや、講師作成テキストの使いやすさを評価する声が見られます。
一方、講義・演習量が多いため、受講するだけで安心せず、復習と答案作成を自分で回し切る必要があります。
アガルートの他社と比べた強み
オンライン学習の利便性と、基礎から論文・短答までをまとめて対策できるカリキュラムの厚さが強みです。合格特典が用意される講座もあり、対象条件を満たせば費用面のメリットもあります。
アガルートの弱点・デメリット
総合カリキュラムはライト998,800円、フル1,298,000円と高額です。ライトには「短答絶対合格!スキル習得講座」や一部答練が含まれません。質問制度・添削の回数差も含めて比較する必要があります。
アガルートはどんな人におすすめ?
オンラインで本格的なカリキュラムを受講したい初学者、質問・添削を活用しながら学びたい人、合格特典も含めて予算を考えたい人に向いています。
アガルートが向いていない人
受講費用をできるだけ抑えたい人や、必要な分野だけを短期間で補強したい人には、総合カリキュラムの料金・講義量が負担になる可能性があります。
LEC
LEC東京リーガルマインドは、通学と通信を組み合わせて学べる大手資格予備校です。
LECの特徴は、通信Web・通学Webを選べる点です。2026年春開講の1年スマート合格コースは2027年予備試験を目標にしており、通信Web706,300円、通学Web783,300円(税込・入学金を含む)で案内されています。
| 代表コース | 料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1年スマート合格コース+エッセンスコース | 通信Web 739,300円/通学Web 816,300円 | 通学・通信を選択しながら予備試験対策を進める総合コース。 |
| 1年スマート合格コース | 通信Web 706,300円/通学Web 783,300円 | 初学者向けの基礎からの学習。 |
※表の1年スマート合格コースは2026年春開講・2027年予備試験合格目標です。表示料金には入学金10,000円(税込)が含まれます。別売Web学習システムの同時申込価格は39,800円(税込)。
出典:LEC「法律初学者向けコース一覧」/「1年スマート合格コース+エッセンス」
LEC受講生の口コミ・評判
LECは、校舎で学習リズムを作りやすいことや、通信と通学を切り替えながら進められる点が評価されやすい予備校です。
LECの他社と比べた強み
校舎・自習スペース・対面相談を使いながら、Web講義も併用できるハイブリッド型の学習環境が強みです。
LECの弱点・デメリット
通信講座のみの低価格プランと比べると受講料は高額で、校舎利用や対面サービスの条件は講座・地域・校舎によって異なります。受講前に実際に利用する校舎とコースの対応範囲を確かめましょう。
LECはどんな人におすすめ?
自宅だけでは学習が続きにくい人、通学と通信を使い分けたい人、受講相談や校舎環境を重視する人に向いています。
LECが向いていない人
通学環境を必要とせず、費用を抑えてスマホ中心で完結したい人には、オンライン特化型の講座の方が合いやすい場合があります。
スタディング
スタディングは、スマホ中心で学びやすく、費用を抑えやすいオンライン講座です。
動画講義、Webテキスト、短答演習、AI実力スコアなどを一つの学習環境で利用できます。総合コースには論文コアメソッドやAI添削、オンライン質問チケットも含まれますが、人的添削・個別指導をどこまで受けられるかは別途確認しましょう。
| 代表コース | 料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 予備試験合格コース(総合) | 148,000円 | オンライン中心で予備試験対策を進めたい人向け。 |
| 司法試験合格コース(総合) | 139,800円 | 司法試験本試験のインプット・論文対策をオンラインで進める。 |
※表は通常価格です。2026年10月31日までの「秋の学習応援キャンペーン」では、対象となる合格コース(総合)などが11,000円割引で案内されています。
スタディング受講生の口コミ・評判
低価格で基礎講義から論文対策まで触れられる点や、スマホで学習を継続しやすい点を評価する声があります。
スタディングの他社と比べた強み
10万円台で始められる低価格と、スマホ完結に近い学習導線が大きな強みです。
スタディングの弱点・デメリット
スタディングの総合コースにはAI添削や質問サービスがありますが、合格者や講師による個別の論文答案添削を大量に受けられる総合講座とはサービスの性質が異なります。実際の添削方法や質問回数を確認しましょう。
スタディングはどんな人におすすめ?
費用を抑えたい人、スマホ中心で学びたい社会人、法科大学院や他教材の補助講座として使いたい人に向いています。
スタディングが向いていない人
論文答案の人的な添削や個別サポートを手厚く受けたい人には向きにくいでしょう。答案へのフィードバック量を重視する場合は、添削・答練が充実した予備校も比較してください。
伊藤塾
伊藤塾は、司法試験・予備試験分野で長年の指導実績を持つ大手予備校です。
基礎講義だけでなく、答練、論文添削、カウンセリング、模試まで学習全体を支える仕組みが整っています。
| 代表コース | 料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 司法試験入門講座 合格プレミアムコース スタンダード本科生 | 1,496,000円(別途入塾料10,000円) | 初学者から予備試験・司法試験合格を目指す総合カリキュラム。 |
出典:伊藤塾「司法試験入門講座 合格プレミアムコース スタンダード本科生」
伊藤塾受講生の口コミ・評判
基礎講義から論文答案の学習まで体系的に進めやすく、ゼミなどで双方向の指導を受けられる機会がある点は特徴です。ただし、特進ゼミは選抜制で、学習管理コーチングは対象の別プログラムです。標準コースに全サポートが無条件で含まれるとは限りません。
伊藤塾の他社と比べた強み
長年蓄積された受験指導データと、答練・添削・相談まで含めたサポートの厚さが強みです。
伊藤塾の弱点・デメリット
受講料は高額です。カリキュラムの網羅性も高いため、必要な対策だけを短期間で補いたい人には負担が大きい可能性があります。
伊藤塾はどんな人におすすめ?
費用よりも実績とサポートを重視したい初学者、答案添削・答練を数多く受けたい人、体系的に法律を学びたい人に向いています。
伊藤塾が向いていない人
費用を抑えたい人や、必要な対策だけを短期間で補強したい人には、受講料とカリキュラム量が負担になる可能性があります。
辰已法律研究所
辰已法律研究所は、司法試験・予備試験の答練や模試で長年の実績を持つ法律系予備校です。
基礎講座に加え、短答・論文対策、公開模試などを目的別に組み合わせられます。
| 代表コース | 料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 基礎講座 プレミアムプラン | 496,200円 | 基礎から学びたい人向け。 |
| 基礎講座 スタンダードプラン | 237,600円(年間サブスクリプション) | 法律7科目と実務基礎を学べる全360時間のWeb講義。PDF教材・質問メール等に対応。 |
| 新・短答完璧講座〈2027年対策〉(憲民刑一括) | 166,000円 | 憲法・民法・刑法の3科目を対象とする短答対策講座。全科目一括ではありません。 |
出典:辰已法律研究所「基礎講座」(料金・プラン)/「新・短答完璧講座〈2027年対策〉」
辰已法律研究所受講生の口コミ・評判
答案練習会や公開模試を活用して本番感覚を磨きたい受験生から利用されている予備校です。
辰已法律研究所の他社と比べた強み
論文答練・模試など、実戦形式のアウトプット対策を補強しやすいことが強みです。
辰已法律研究所の弱点・デメリット
基礎講座と答練・模試を組み合わせる場合、受講料の合計と重複範囲を確認する必要があります。また、基礎講座スタンダードの237,600円は年額サブスクリプションであり、買い切り料金と同じ前提では比較できません。
辰已法律研究所はどんな人におすすめ?
論文答練や公開模試を重視する人、他校の基礎講座と組み合わせて実戦対策を強化したい人に向いています。
辰已法律研究所が向いていない人
完全初学者で、基礎から司法試験・予備試験まで一つの総合カリキュラムに沿って迷わず進めたい人は、講座の組み合わせを難しく感じる可能性があります。
加藤ゼミナール
加藤ゼミナールは、オンライン特化で基礎から過去問まで一気通貫で学べる司法試験・予備試験予備校です。
基礎講義、総まくり講義、基礎問題演習、過去問対策を段階的に進める設計で、論文答案の作成力を重視しています。
| 代表コース | 料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 予備試験合格パック2026 選択科目あり | 598,000円 | 初学者向けに基礎から予備試験合格を目指す総合パック。 |
| 司法試験合格パック2026 選択科目あり | 548,000円 | 司法試験本試験の学習をまとめて進める。 |
加藤ゼミナール受講生の口コミ・評判
基礎から過去問まで同じ方針で学べることや、オンラインで一貫して学習できる点を評価する受験生がいます。
加藤ゼミナールの他社と比べた強み
基礎・論証・問題演習・過去問まで、論文答案作成を意識して一貫して学びやすい点が強みです。
加藤ゼミナールの弱点・デメリット
通学校舎を使いたい人には向きません。また、講師や教材との相性が学習継続に影響しやすいため、無料講義等で確認してから選びましょう。
加藤ゼミナールはどんな人におすすめ?
オンラインで基礎から論文過去問まで一貫して学びたい人、論文答案の型を重視する人、選択科目を含む総合パックを100万円未満で検討したい人に向いています。
加藤ゼミナールが向いていない人
通学校舎や自習室を利用したい人、対面授業を学習の中心にしたい人には向きません。講師・教材との相性も確認してから選ぶとよいでしょう。
司法試験・予備試験予備校7社の比較一覧表
主要7社の代表講座を一覧にしました。同じ「司法試験・予備試験予備校」でも、初学者向け総合パック、司法試験本試験対策、基礎講座サブスクが混在します。料金を比較する際は、対象試験・添削・短答と論文の対応範囲が揃っているか確認してください。
| 予備校 | 代表料金 | 通信/通学 | 論文・演習 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 資格スクエア | 合格フルパッケージ(12期)877,800円 | オンライン(スマホ・PC・タブレット) | 合格者添削・AI添削・論文問題演習・CBT対策 | 令和4〜7年平均最終合格率21.7%、全体平均3.6%の6.03倍 |
| アガルート | 998,800〜1,298,000円 | オンライン | 重要問題・過去問・添削答練 | 本格派カリキュラムと合格特典 |
| LEC | 706,300円〜 | 通学+通信 | 答練・過去問・模試 | 校舎・自習スペース・受講相談 |
| スタディング | 139,800〜148,000円 | オンライン | 論文コアメソッド・AI添削等 | 低価格・スマホ中心 |
| 伊藤塾 | 1,496,000円(別途入塾料10,000円) | オンライン+講座により校舎利用 | 答練・添削・模試が充実 | 実績・指導データ・伴走支援 |
| 辰已法律研究所 | 基礎講座スタンダード 年額237,600円 | Web中心(一部通学対応) | 論文答練・公開模試 | 実戦演習に強い |
| 加藤ゼミナール | 548,000〜598,000円 | オンライン | 基礎問題・過去問・CBT | 論文答案を意識した一貫カリキュラム |
比較上の注意:スタディングの139,800円は法科大学院生向け司法試験総合コースの価格、148,000円は予備試験総合コースの価格です。辰已の237,600円は基礎講座の年間サブスクリプションです。資格スクエア・アガルート・伊藤塾の総合パックと、含まれる講座・添削・受講期間が同じではありません。
目的別に見る司法試験・予備試験予備校の選び方
講座名より先に、次の3つを決めると比較しやすくなります。
| 最初に決めること | 確認する内容 |
|---|---|
| ① 受験ルート | 予備試験(短答→論文→口述)か、法科大学院を経た司法試験本試験か |
| ② 学習段階 | 法律初学者か、短答の過去問に取り組めるか、論文答案をすでに書けるか |
| ③ 欲しい支援 | 対面授業・校舎、論文添削の量、質問・相談、CBT演習のうち最優先は何か |
法律初学者は基礎講義と論文答案の入口で選ぶ
初学者は、基礎講義のわかりやすさだけでなく、学んだ知識を論文答案へつなげる導線があるかを確認しましょう。司法試験・予備試験は論文式の比重が大きいため、インプットだけを長期間続けるより、早い段階から問題演習に触れられる講座が向いています。
予備試験ルートは短答・論文・口述までの一貫性で選ぶ
予備試験ルートでは、短答式・論文式・口述試験を突破したうえで司法試験へ進みます。総合講座を選ぶ場合は、短答、論文、実務基礎、選択科目、口述までどこまで含まれるかを確認してください。
法科大学院生・修了生は司法試験本試験対策で選ぶ
法科大学院で基礎学習が進んでいる人は、ゼロからの入門講座よりも、司法試験論文過去問、答練、選択科目、短答、CBT対策など不足部分を補える講座の方が費用対効果を高めやすいです。
費用重視なら安さだけでなく添削・質問・範囲を見る
受講料だけを見るとスタディングなどが低価格ですが、必要な論文添削や質問対応を追加すると総額が変わる場合があります。総合講座の料金だけでなく、合格までに必要なサービスを含めた総コストで比較しましょう。
司法試験予備校は「予備試験ルート・法科大学院ルート」から逆算して選ぶ
予備試験ルートは短答・論文・口述をまとめて対策できるかを見る
予備試験ルートでは短答式→論文式→口述試験を経て司法試験受験資格を得ます。初学者なら、基本7科目のインプットだけでなく、短答、事例問題、実務基礎、選択科目、口述までをどの時期に学ぶか確認しましょう。口述対策まで含まない講座の場合は追加受講費用も比較してください。
法科大学院ルートは司法試験本試験の答案練習に寄せる
法科大学院ルートでは、入学後の学習・演習と予備校講座の重複に注意が必要です。司法試験本試験の論文過去問、答案添削・答練、選択科目、短答・CBT対策など、自分に不足している範囲だけを補うことで費用を抑えやすくなります。在学中受験の資格要件にも注意してください。
社会人は学習時間と受験ルートを同時に考える
社会人は通勤・勤務・家事との両立が必要です。予備試験ルートを選ぶ場合は短答だけでなく、論文答案を書くまとまった時間も確保する必要があります。スマホ学習のしやすさに加え、週末に論文演習を進められるカリキュラムか確認しましょう。
仕事と受験勉強を両立する具体的な方法は、社会人の予備試験合格に向けた勉強法・学習スケジュールで解説しています。
司法試験予備校は「論文答案の添削量」と「CBT対応」も確認する
論文答案は講義を聞くだけでなく添削・答練で伸ばす
司法試験・予備試験の論文式では、知識を持っているだけでなく、事例から論点を拾い、規範を示し、事実を評価して結論まで書く必要があります。答案添削や答練を使って、自分の答案の弱点を外部から確認できる環境を用意しましょう。
CBT対応は短答・論文の演習環境で確認する
令和8年(2026年)から、司法試験は短答式・論文式の両方、予備試験は論文式のみにCBT方式が導入されました。論文式はタイピングだけでなく、問題文の参照、法文の確認、答案構成、入力・見直しまで画面上で練習する必要があります。予備校の専用演習システムに加え、法務省が公開するCBT体験版でも操作を確認しましょう。
出典:法務省「司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について」
選択科目・実務基礎まで含むかも確認する
予備試験の論文式では法律実務基礎科目と選択科目、司法試験の論文式では選択科目の対策も必要です。総合パックを申し込んでも、すべてが含まれているとは限らないため、追加料金の有無まで確認しましょう。
司法試験・予備試験の基本情報
予備校を選ぶ前に、司法試験と予備試験の受験ルートと試験日程を確認しておきましょう。
| 項目 | 司法試験 | 予備試験 |
|---|---|---|
| 受験資格 | 法科大学院修了・所定要件を満たす在学中受験資格・予備試験合格など | 年齢・学歴等の制限なし |
| 試験形式 | 短答式+論文式 | 短答式+論文式+口述 |
| 令和7年の結果 | 受験者3,837人・合格者1,581人(41.20%) | 短答式受験者12,432人・最終合格者452人(約3.6%) |
| CBT | 令和8年から短答式・論文式ともに導入 | 令和8年は論文式に導入(短答式は対象外) |
※司法試験41.20%は2025年の司法試験受験者に対する最終合格率、予備試験約3.6%は短答式受験者12,432人に対する最終合格者452人の割合です。司法試験と予備試験では受験資格・母集団が異なるため、合格率の数字だけで受かりやすさを比較できません。2026年試験の最終合格結果は2026年10月時点では未確定です。
出典:法務省「令和7年司法試験の合格発表について」/「令和7年司法試験予備試験の結果について」/「司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について」
試験日程・制度は変更される場合があるため、受験時には法務省の最新情報を確認してください。
合格率や受験資格を踏まえた試験の難しさについては、司法試験の難易度・合格率で詳しく解説しています。
司法試験・予備試験予備校に関するQ&A
ここからは、司法試験・予備試験で予備校を選ぶ際によくある質問について回答します。
Q. 司法試験予備校は必要ですか?独学でも合格できますか?
A. 独学合格は不可能ではありませんが、論文対策まで考えると予備校の活用が現実的です。
短答式だけでなく論文式の比重が大きいため、答案の書き方、論点選択、時間配分、過去問分析まで自力で整えるのは簡単ではありません。学習経験者は必要な部分だけ単科講座を使う方法もあります。
予備校に通わず学習を進める場合のポイントは、司法試験は独学でも合格できる?勉強法と注意点も参考にしてください。
Q. 予備試験ルートと法科大学院ルートで選ぶ予備校は変わりますか?
A. 変わります。予備試験ルートは一貫対策、法科大学院ルートは本試験対策を重視しましょう。
予備試験ルートは短答・論文・口述までの長い対策が必要です。法科大学院ルートは司法試験本試験の論文・短答・選択科目を重点的に補強できる講座が使いやすいでしょう。
Q. 司法試験予備校は通学と通信のどちらがおすすめですか?
A. 学習管理を重視するなら通学、時間の自由度を重視するなら通信がおすすめです。
通学型は校舎・自習室・対面相談を利用しやすく、通信型は時間と場所を選びにくいのが特徴です。LECや伊藤塾のような通学対応校と、資格スクエアやアガルートのようなオンライン中心校を比較しましょう。
Q. 社会人におすすめの司法試験予備校はどれですか?
A. 社会人は、オンライン学習・短答演習・質問対応・添削の使いやすさで選ぶのがおすすめです。
資格スクエアはスマホ・PC・タブレットで講義と演習を進めやすく、短答攻略クエストやAI添削も利用できます。アガルートやスタディングもオンライン学習との相性が良い選択肢です。
Q. 司法試験予備校の料金相場はいくらですか?
A. 総合講座は数十万円から100万円超まで幅があります。
低価格帯ではスタディングが10万円台、資格スクエアは合格フルパッケージが877,800円、アガルートや伊藤塾の総合講座は100万円を超える場合があります。添削数や質問制度まで含めて比較しましょう。
Q. 安い司法試験予備校を選んでも大丈夫ですか?
A. 安いこと自体は問題ではありませんが、必要な論文対策が含まれているか確認してください。
短答やインプットだけでなく、論文答案の作成・添削まで自分が必要とする範囲をカバーできるかが重要です。足りない部分を追加すると総額が上がる場合があります。
Q. CBT対策は予備校選びで重視すべきですか?
A. 令和8年以降の受験では確認したいポイントです。
令和8年から司法試験は短答式・論文式、予備試験は論文式でCBTが導入されています。タイピング速度だけでなく、画面上で問題文を読み、答案構成を作り、時間内に入力する練習が必要です。資格スクエアや加藤ゼミナールなど、CBT形式の演習環境を用意する講座もあります。
Q. 予備試験と司法試験で同じ講座を選んでよいですか?
A. 講座の対象試験と含まれる科目が合っているかを確認してください。
予備試験ルートの初学者なら基本7科目に加え、予備試験の実務基礎・一般教養、論文・口述までの対応を確認します。法科大学院生なら司法試験の選択科目や論文過去問を補強する講座が候補です。どちらも「総合」と表示されていても、内容は同じとは限りません。
Q. 司法試験予備校は何を無料体験で確認すべきですか?
A. 同じ科目の講義に加え、問題演習画面と論文答案のフィードバック例まで見るのがおすすめです。
法律初学者は民法などの基礎講義を視聴し、説明が理解しやすいか確認しましょう。学習経験者は、論文の問題演習、添削例、質問画面、CBT操作などの実用性を重視してください。講義のわかりやすさだけでなく、毎週の学習を回せるかで選ぶとミスマッチを減らせます。
司法試験・予備試験予備校おすすめ7選まとめ
司法試験・予備試験の予備校7社は、価格差だけでなく、予備試験ルートか法科大学院ルートか、論文答案への添削がどこまで必要か、CBT練習をどの程度できるかで選びましょう。
- 資格スクエア:オンラインで短答・論文・CBT対策を回したい人。令和4〜7年の予備試験講座受講生平均最終合格率21.7%、受験者全体平均3.6%の6.03倍。
- アガルート:本格的なオンライン総合カリキュラムと合格特典を重視する人。
- LEC:通学・自習室・対面相談も使いたい人。
- スタディング:費用を抑え、スマホ中心で学びたい人。
- 伊藤塾:実績・答案添削・答練・伴走支援を重視する人。
- 辰已法律研究所:論文答練・公開模試など実戦演習を補強したい人。
- 加藤ゼミナール:基礎から過去問まで論文答案を意識して一貫して学びたい人。
最適な予備校は、「どこが一番有名か」ではなく、自分の受験ルートと不足している学習環境を補えるかで決まります。
まだ候補を決めきれない場合は、気になる2〜3社で無料講義・教材サンプル・論文添削例・講座の対象年度を比較しましょう。受講料の割引より先に、合格まで必要な対策が含まれているかを確認することが重要です。
この記事について
本記事は、法務省が公表する司法試験・司法試験予備試験の制度・試験結果と、各予備校の公開情報をもとに、司法試験・予備試験予備校の料金、講座内容、学習環境を比較しています。受験制度、講座内容、料金は変更される場合があるため、受験・申込時には各公式サイトの最新情報をご確認ください。
資格スクエアMEDIAについて
資格スクエアMEDIAは、司法試験・予備試験・弁理士・行政書士など、法律資格・士業資格に関する試験情報、勉強法、予備校選び、通信講座比較を発信するメディアです。記事では、試験実施団体の公式情報、各講座の公開情報などをもとに、受験生が自分に合った学習方法を選べるように情報を整理しています。


