弁理士の予備校・通信講座おすすめ5選を紹介|料金・評判・合格実績などを徹底比較

弁理士
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弁理士試験の予備校を選ぶ際は、受講料だけでなく、短答対策・論文添削・質問対応・講師の指導・合格実績・通学のしやすさを総合的に比較することが大切です。

弁理士試験は短答式筆記試験・論文式筆記試験・口述試験の3段階で実施され、令和7年度(2025年度)の最終合格率は6.4%でした。学習範囲が広く、特に条文理解や論文答案の作成でつまずく人もいる難関国家資格です。試験の難しさを詳しく知りたい人は、弁理士試験の難易度・合格率を解説した記事も参考にしてください。

「弁理士の予備校」といっても、校舎に通うLEC・TACのような通学対応型だけでなく、資格スクエア・アガルート・スタディングのようなオンライン中心の講座も比較対象になります。通学か通信かを先に決めつけず、自分に必要な指導や学習環境から選ぶのがおすすめです。

この記事では、弁理士試験対策の主要5社について、料金・評判・講座内容・サポート・合格実績の公表状況を比較し、タイプ別の選び方を解説します。

試験結果の出典:令和7年度弁理士試験の結果について|特許庁。

※令和5年度(2023年度)の受講生における最終合格率

  1. 弁理士予備校おすすめ5選
    1. 資格スクエア|オンラインで基礎・短答・論文を一貫対策
      1. 資格スクエア受講生の口コミ・評判
      2. 資格スクエアの他社と比べた強み
      3. 資格スクエアの弱点・デメリット
      4. 資格スクエアはどんな人におすすめ?
    2. アガルート|オンライン中心で短答・論文を学べる
      1. アガルート受講生の口コミ・評判
      2. アガルートの他社と比べた強み
      3. アガルートの弱点・デメリット
      4. アガルートはどんな人におすすめ?
    3. LEC|通学・通信と答練・模試の選択肢が豊富
      1. LEC受講生の口コミ・評判
      2. LECの他社と比べた強み
      3. LECの弱点・デメリット
      4. LECはどんな人におすすめ?
    4. TAC|学習期間に合わせて選べる大手予備校
      1. TACの口コミ・評判と合格実績の確認方法
      2. TACの他社と比べた強み
      3. TACの弱点・デメリット
      4. TACはどんな人におすすめ?
    5. スタディング|低価格帯でスマホ学習に強い
      1. スタディングの口コミ・評判と合格実績の確認方法
      2. スタディングの他社と比べた強み
      3. スタディングの弱点・デメリット
      4. スタディングはどんな人におすすめ?
  2. 弁理士予備校5社の比較一覧表
    1. 弁理士予備校の合格実績は「数字の定義」を確認する
  3. 弁理士予備校は通学と通信どちらがおすすめ?
    1. 通学型が向いている人
    2. 通信・オンライン型が向いている人
    3. 通学・通信の両方を検討するならLEC・TAC
  4. 失敗しない弁理士予備校の選び方
    1. 料金は講座の対象範囲・追加費用まで比較する
    2. 法律初学者は基礎講義と質問のしやすさを確認する
    3. 短答式に不安がある人は過去問演習・条文理解を重視する
    4. 論文式に不安がある人は添削・答案構成の練習量で選ぶ
    5. 口述試験まで見据えるなら模試・口述対策も確認する
    6. 社会人は学習時間の確保と継続しやすさを優先する
  5. 理系・文系・知財実務経験から考える弁理士予備校の選び方
    1. 理系出身者は法律の基礎説明が丁寧な予備校を選ぶ
    2. 文系出身者は特許・技術分野の説明のわかりやすさを見る
    3. 知財実務経験者は試験答案に落とし込む練習を重視する
  6. 弁理士試験の基本情報
  7. 弁理士予備校に関するQ&A
    1. Q. 弁理士試験は予備校に通わないと合格できませんか?
    2. Q. 弁理士予備校は通学と通信のどちらがよいですか?
    3. Q. 弁理士予備校の費用はいくらくらいですか?
    4. Q. 短答式と論文式を同じ予備校で対策できますか?
    5. Q. 論文添削なしの講座でも大丈夫ですか?
    6. Q. 短答対策・論文対策でおすすめの予備校は違いますか?
    7. Q. 弁理士予備校の合格実績はどのように比べればよいですか?
    8. Q. 選択論文の民法対策は必要ですか?
  8. 弁理士予備校おすすめ比較まとめ
  9. この記事について
  10. 資格スクエアMEDIAについて

弁理士予備校おすすめ5選

まずは、弁理士試験対策で比較したい5つの予備校・オンライン講座を紹介します。通学と通信の両方を選べる学校もあれば、オンラインでの学習に特化したサービスもあります。

以下は、順位をつけたランキングではありません。初学者か受験経験者か、短答と論文のどちらに不安があるか、添削や質問をどこまで求めるかによって適した講座は異なります。

資格スクエア|オンラインで基礎・短答・論文を一貫対策

資格スクエアは、自宅や外出先で弁理士試験対策を進められるオンライン中心の資格スクールです。基礎から短答・論文まで、合格に必要な学習を一連のカリキュラムで進めたい人に向いています。

総合パックのほか、短答対策パック、論文対策パック、選択論文「民法」対策講座などを展開しています。入門・基礎講義で土台を作り、短答攻略クエストで過去問演習を重ね、論文対策や青本講座で制度趣旨の理解を深めていく構成です。

オンライン完結型でありながら、公式サイトでは質問機能やフォローアップの仕組みが案内されています。ただし、利用回数・開催頻度・対象プランは申込前に確認しましょう。

論文答案の添削を受けたい人向けには、別講座の「【27年度合格】秋期論文添削ゼミ」もあります。特許・実用新案、意匠、商標の各2回、計6回の添削と解説講義などがセットで39,600円(税込)です。通常のパックに含まれる「論文対策講座」とは異なる講座のため、必要な場合は追加で検討しましょう。

出典:資格スクエア「【27年度合格】秋期論文添削ゼミ」(講座内容・料金)

代表コース(2027・2028年度目標)

受講料(税込)

特徴

【28年度合格】基礎・短答・論文パック

297,000円

2028年度の最終合格を想定した総合パック

【28年度合格】基礎・短答・論文パック(民法付き)

335,500円

選択論文「民法」対策も含む

【27年度合格】基礎・短答・論文パック

237,600円

2027年度の最終合格を想定した総合パック

【27年度合格】短答対策パック

161,000円

短答式に重点を置いたパック

【27年度合格】論文対策パック

180,000円

論文式対策を重点的に学習

【27年度合格】秋期論文添削ゼミ

39,600円

論文添削6回と解説講義など。パックの論文対策講座とは別講座

出典:資格スクエア 弁理士講座・コース案内(料金・対象年度・キャンペーンの適用条件は申込時に要確認)

資格スクエア受講生の口コミ・評判

1年前は弁理士試験のために資格学校通うとか考えてもいなかった。…今年資格スクエア受けて、全然勉強の仕方がわかってないと気づけて良かったです。

X(旧Twitter)より

弁理士短答攻略クエストっていう資格スクエアのアプリ、20年分の過去問が12000円で買えるから良い!法改正にも対応してるらしいから普通に昔の参考書買うより良いね

X(旧Twitter)より

受講生の口コミでは、学習方法への理解が深まったことや、短答攻略クエストの使いやすさへの評価が見られます。口コミは個々の感想であり、誰でも同じ効果を得られるという意味ではありません。受講前に評価を詳しく比較したい人は、資格スクエア弁理士講座の評判・口コミをまとめた記事も確認してみましょう。

資格スクエアの他社と比べた強み

強みは、短答対策と論文対策の両方をオンライン上でつなげて学習しやすいことです。法律初学者でも、基礎講義から短答過去問、論文の答案作成へと学習の道筋を描きやすいでしょう。

短答攻略クエストを使った反復演習は、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用したい社会人とも相性がよいポイントです。

資格スクエアの弱点・デメリット

資格スクエアはオンライン学習が中心のため、校舎への通学や対面授業、自習室の利用を重視する人には向かない可能性があります。対面で講師に質問したり、ほかの受験生と同じ教室で勉強したりしたい場合は、LECやTACも比較するとよいでしょう。

また、総合パックは最安価格帯ではありません。スタディングなどの低価格講座と比較する場合は、講義の範囲、論文対策、質問機能などを含めて総額で判断することが大切です。

資格スクエアはどんな人におすすめ?

オンラインで学びながら、短答式から論文式まで段階的に対策したい人におすすめです。特に独学では何から始めればよいか迷う初学者や、短答演習を習慣化したい社会人に向いています。

※令和5年度(2023年度)の受講生における最終合格率

アガルート|オンライン中心で短答・論文を学べる

アガルートはオンライン講義を中心に学ぶ資格予備校です。短答式・論文式の総合対策に加え、論文添削の有無を選びやすい点が特徴です。

「短答式試験・論文式試験対策カリキュラム」「短答式試験対策カリキュラム」「論文式試験対策カリキュラム」などが用意され、受験段階に応じて学習範囲を調整できます。フルカラーテキストやデジタル教材を活用し、自宅中心で学びたい人にも向いています。

2027年・2028年合格目標の講座が販売されています。下表は公式サイトに表示されている2027年合格目標の税込割引価格例です。

代表コース(2027年合格目標)

受講料(税込)

特徴

短答式・論文式試験対策(添削あり)

245,520円

短答と論文を総合対策し、添削も受けられる

短答式・論文式試験対策(添削なし)

215,820円

総合対策を費用を抑えて進めたい人向け

短答式試験対策

146,520円

短答式に重点を置いたカリキュラム

論文式試験対策(添削あり)

176,220円

論文答案を添削してもらいたい人向け

論文式試験対策(添削なし)

146,520円

論文講義を中心に進めたい人向け

出典:アガルート 弁理士講座・価格表(料金・対象年度・キャンペーンの適用条件は申込時に要確認)

アガルート受講生の口コミ・評判

昼勉は弁理士試験の短答過去問。アガルートのデジタルブックは意外と便利

X(旧Twitter)より

短答過去問を解いた後にアガルートのテキスト読んだらいろいろ納得した

X(旧Twitter)より

受講生の口コミでは、デジタルブックの利便性や、過去問演習後にテキストで理解を深められたことが言及されています。口コミとあわせて、無料講義・サンプル教材で自分との相性を確認しましょう。

アガルートの他社と比べた強み

アガルートの強みは、短答・論文の総合カリキュラムを比較的抑えた価格帯で受講でき、添削の有無も選べることです。論文答案を第三者に見てもらいたい人は添削あり、受験経験があり自分で答案を見直せる人は添削なしを検討できます。

公式サイトでは合格者の声や合格特典も案内されています。ただし、合格実績は受講者数などの分母、対象年度、算出方法が揃わなければ他校と単純比較できません。

アガルートの弱点・デメリット

通学型の教室で授業を受ける形式ではないため、対面授業を重視する人には合わない場合があります。また、添削の有無や質問対応などの支援内容は選択するコースによって異なります。

特に論文対策では、価格差だけでなく、自分に答案添削が必要か、添削回数や提出方法は十分かを確認しましょう。

アガルートはどんな人におすすめ?

法律初学者で図解や教材のわかりやすさを重視する人、短答・論文を一括で対策したい人、論文添削の有無を選択して受講費用を調整したい人におすすめです。

LEC|通学・通信と答練・模試の選択肢が豊富

LEC東京リーガルマインドは、弁理士試験対策を長年提供している大手資格予備校です。校舎で学べる通学講座と通信Webを選べること、短答・論文の演習や模試が充実していることが特徴です。

初学者向けの「1年合格ベーシックコース」、通信専用の「スマート攻略コース」、受験経験に応じた速修コースなど、学習状況に合わせて講座を選択できます。講師や開講クラス、通学可能校舎はコースによって異なります。

LECは合格実績を公表しており、公式サイトによると2017〜2025年度の初回受験合格者247人のうち186人(約75%)がLECの弁理士試験対策コース出身とされています。これはLEC受講生全体の合格率ではなく、特許庁公表の初回受験合格者を分母としたLEC独自の集計です。

代表コース(2027年合格目標)

公式掲載の税込価格

特徴・注意点

スマート攻略コース(通信Web)

327,000円

10月末までの割引表示例。通常価格や期限を要確認

1年合格ベーシックコース(通信)

515,000円

初学者向け。講師・コースの条件を確認

1年合格ベーシックコース(通学)

559,000円〜

通学型。校舎・講師・クラスにより差がある

1年合格ベーシックコースWIDE(通信)

565,000円

インプット重視のコース

短答&論文速修コース

510,000円〜

秋スタートの短答・論文対策コース

出典:LECオンラインショップ 2027年弁理士コース一覧(料金・対象年度・キャンペーンの適用条件は申込時に要確認)

合格実績の出典:LECが選ばれる理由。集計期間・対象者・定義は公式注記を参照。

LEC受講生の口コミ・評判

スタディングであいまいなままでやり過ごしていた部分が、LECの授業を受けてめちゃくちゃクリアになっている受講料の差額分は、十分に価値を感じる。一方で…初学者がこの内容に付いていくのは至難の業

X(旧Twitter)より

LEC論文答練パック全部終わりましたー!! 数をこなしたおかげで、事例問題はぱっと見で主要項目が分かるようになりました。あとは、あてはめができるようになれば目処がつきます。

X(旧Twitter)より

弁理士試験の受験時代にお世話になったLECの先生と、一発合格した同期とご飯。楽しい時間でした!

X(旧Twitter)より

受講生の口コミには、授業で曖昧だった知識を整理できたことや、論文答練を繰り返して答案作成力を高められたことが挙げられています。一方で、講義の難易度や価格への評価は学習経験によって変わります。

LECの他社と比べた強み

LECの強みは、講師・講座・通学形態の選択肢が広く、短答答練、論文答練、模試、口述対策まで検討できることです。独学や動画視聴だけでは本番形式の演習が不足しそうな人に向いています。

初学者向けの体系的なコースだけでなく、学習経験者向けの講座も用意されているため、受験段階に応じて必要な学習を補いやすいでしょう。

LECの弱点・デメリット

通信専用の低価格講座と比較すると、受講料は高くなりやすい傾向があります。また、コース数が多く、講師・通学校舎・カリキュラムを選ぶ必要があるため、初学者は受講相談や無料体験で違いを確認しておくと安心です。

LECはどんな人におすすめ?

通学と通信を比較したい人、答練や模試で実戦力を高めたい人、合格者実績の公表状況を重視する人におすすめです。単なる講義視聴ではなく、演習を含めて学習環境を整えたい人に適しています。

TAC|学習期間に合わせて選べる大手予備校

TACは、弁理士試験対策の本科生コースや答練、口述対策を提供する大手資格予備校です。Web通信やオンラインライブ、コースによっては通学にも対応しており、決められたカリキュラムで学習ペースを作りたい人に向いています。

2027年・2028年を見据えた1.5年本科生、2027年合格目標の8ヵ月本科生、短答本科生、論文本科生などがあり、受験経験や学習期間に応じて選択できます。短答・論文の答練や口述模試など、試験段階に合わせた対策も選べます。

代表コース

公式掲載の税込価格

特徴・注意点

1.5年本科生MAX(2027・2028年目標)

451,000円〜

早割受講料。短答・論文を並行して学び、最終合格を目指す

1.5年本科生(2027・2028年目標)

385,000円〜

早割受講料。短答・論文を段階的に攻略

8ヵ月本科生(2027年目標)

319,000円〜

早割受講料。短期集中で短答・論文を目指す

短答本科生(2027年目標)

308,000円〜

通常受講料。短答式に重点を置く

上級本科生(受験経験者向け)

277,200円〜

受験経験者割引の表示例

論文本科生(受験経験者向け)

198,550円〜

受験経験者割引の表示例

出典:TAC 弁理士コース・料金・日程表(料金・対象年度・キャンペーンの適用条件は申込時に要確認)

TACの口コミ・評判と合格実績の確認方法

TAC公式サイトでは「合格者の声」や講座体験の案内があります。講義の相性やサポートの満足度は受講形態によって異なるため、まず体験講義や受講相談で確認しましょう。他校と同じ定義で比較できる弁理士講座の合格率は、今回確認した公式ページでは特定できませんでした。

TACの他社と比べた強み

TACの強みは、学習期間別の本科生コースが用意され、答練・模試を組み合わせて学習計画を立てやすいことです。自分一人では学習ペースが乱れやすい人や、短答・論文のアウトプットを増やしたい人に向いています。

また、口述対策や民法の選択科目対策も案内されているため、最終合格までの不足部分を追加講座で補う選択肢があります。

TACの弱点・デメリット

費用はオンライン専業の低価格講座より高くなりやすく、割引・入会金・通学形態によって総額も変わります。受講前に「講義のほかに答練や口述対策がどこまで含まれるか」を確認しておきましょう。

TACはどんな人におすすめ?

長期計画で基礎から学びたい人、決められたスケジュールに沿って学習したい人、答練・模試などの実戦演習を重視する人におすすめです。

スタディング|低価格帯でスマホ学習に強い

スタディングは、スマホやPCで学習できるオンライン通信講座です。費用を抑えながら、通勤時間や昼休みを使って弁理士試験対策を進めたい社会人に向いています。

講義動画、Webテキスト、スマート問題集、セレクト過去問集などを組み合わせて学習します。短答と論文をまとめて学べる総合コースに加え、論文添削・個別指導付きの上位コースも選べます。

代表コース

受講料(税込)

特徴

論文添削・個別指導付 基礎・短答・論文総合コース(2027・2028年度対応)

272,000円

個別指導と論文添削を含む上位コース

基礎・短答・論文総合コース(2027・2028年度対応)

99,000円

基礎・短答・論文を一括で学べる

基礎・短答・論文総合コース(同・割引表示例)

88,000円

10月31日までの特別価格表示。期限に注意

基礎・短答合格コース(2027・2028年度対応)

79,000円

基礎学習と短答対策

論文対策コース(2027年度対応)

59,000円

論文式を重点的に学ぶ

出典:スタディング 弁理士講座の価格・キャンペーン(料金・対象年度・キャンペーンの適用条件は申込時に要確認)

スタディングの口コミ・評判と合格実績の確認方法

スタディングでは講座の受講生の声や合格者の体験談が公開されています。スマホで継続できるかという使いやすさの評価に加え、自分に必要な論文添削や質問サービスが含まれるかを確認しておくことが大切です。各社を同一条件で比較できる合格率は、今回確認した公式料金ページからは特定できませんでした。

スタディングの他社と比べた強み

スタディングの強みは、基礎・短答・論文の総合コースを10万円前後の価格帯から選べ、スマホ学習を続けやすいことです。短い時間に講義と問題演習を進められ、まとまった勉強時間が取りにくい人にも使いやすい設計です。

スタディングの弱点・デメリット

標準コースと上位コースでは、添削・個別指導などの内容が異なります。論文答案を講師に直接確認してもらいたい人は、個別指導付きプランの費用まで含めて比較しましょう。

通学型の教室授業や校舎の学習環境を求める人には不向きな場合があります。

スタディングはどんな人におすすめ?

初期費用を抑えて弁理士試験の学習を始めたい人、スマホで問題演習を積み重ねたい人、ある程度自分で学習計画を管理できる人におすすめです。

弁理士予備校5社の比較一覧表

5社を比較する際は、「通学できるか」「短答・論文までどこまで含むか」「質問・添削の内容」「料金」を同じ基準で見ることが重要です。以下は各社の代表的なコースを比較した一覧です。

予備校・講座

受講形式

代表コースの料金目安(税込)

主な特徴

論文対策・サポート

資格スクエア

オンライン中心

237,600円(2027年総合)/297,000円(2028年総合)

短答攻略クエスト、青本・論文対策

質問・フォローアップはプラン条件を確認。論文添削ゼミは別講座

アガルート

オンライン中心

215,820円(添削なし)/245,520円(添削あり)

短答・論文の総合対策、教材の見やすさ

論文添削の有無を選択できる

LEC

通学/通信Web

327,000円(通信専用スマート攻略・割引例)/515,000円(ベーシック通信)

講師・コースの選択肢、答練・模試

答練・模試・口述対策を確認可能

TAC

通学対応/通信・オンラインライブ(コースによる)

319,000円〜(8ヵ月本科生・早割例)

学習期間別の本科生、答練・模試

論文答練、口述模試など

スタディング

オンライン中心

99,000円(総合)/272,000円(添削・個別指導付)

スマホ学習、低価格帯

上位コースで添削・個別指導

※料金は2026年10月14日時点の公式掲載情報をもとにした例です。コース対象年度、割引適用条件、通学校舎、入会金、添削回数などが異なるため、各社の金額だけで単純に比較しないでください。

弁理士予備校の合格実績は「数字の定義」を確認する

合格実績を比較するときは、「受講生の合格率」なのか、「合格者のうちその予備校の出身者の割合」なのかを区別しましょう。たとえばLECが公表する2017〜2025年度の「初回受験合格者の75%がLEC出身」という数値は、LECの全受講生の75%が合格したという意味ではありません。

資格スクエア、アガルート、TAC、スタディングも合格体験談などの公開情報を確認できますが、統一した算出方法による5社の合格率比較はできません。公表された数値だけで優劣を断定せず、教材・演習・サポートとの相性も重視しましょう。

弁理士予備校は通学と通信どちらがおすすめ?

弁理士予備校には、校舎に通う「通学型」と、動画講義・オンライン教材で学ぶ「通信・オンライン型」があります。どちらにもメリットがあり、合格の可能性を受講形態だけで決めることはできません。

比較項目

通学型の予備校

通信・オンライン型の予備校

学習場所

校舎や指定された教室が中心

自宅・職場周辺・移動中など自由度が高い

学習ペース

授業日程に沿って進めやすい

自分の計画に合わせて進めやすい

講師への質問

授業前後などに対面で相談できる場合がある

オンライン質問・相談会などで対応(講座条件による)

論文答練・模試

教室実施の演習を利用できる場合がある

オンライン添削・答案提出、通信答練などを利用

費用・通学負担

受講料に加え交通費・移動時間も考慮

通学負担は少ないが自律的な学習管理が必要

主な比較候補

LEC・TACの通学対応コース

資格スクエア・アガルート・スタディング、LEC・TACの通信コース

通学型が向いている人

「自宅では集中しにくい」「決まった授業に参加することで勉強のリズムを作りたい」「答練や模試を会場で受けたい」という人は、通学対応のLEC・TACを候補にするとよいでしょう。ただし、利用できる校舎・授業形態はコースごとに確認が必要です。

通信・オンライン型が向いている人

仕事や学業と両立し、通勤時間・早朝・夜間などの自由な時間に学びたい人は、資格スクエア・アガルート・スタディングなどを比較しましょう。講義動画の視聴環境だけでなく、短答演習を続けやすいか、論文添削や質問対応を受けられるかまで見ることが重要です。

通学・通信の両方を検討するならLEC・TAC

LEC・TACには通信の選択肢もあるため、「大手予備校=通学」とは限りません。講師・教材・演習の内容と、実際に利用する学習形態を切り分けて比較すると、自分に合うコースを選びやすくなります。

失敗しない弁理士予備校の選び方

予備校選びで重要なのは、誰にでも人気の講座を探すことではなく、自分の受験段階と苦手分野を補える講座を選ぶことです。短答・論文・口述で必要な学習が異なるため、次の観点を確認しましょう。

料金は講座の対象範囲・追加費用まで比較する

受講料が安く見えても、短答対策のみで論文対策が別料金だったり、添削・質問・模試が追加オプションだったりすることがあります。反対に、総合コースは初期費用が高くても、必要な講義や演習が含まれる場合があります。

基本講義、短答過去問、論文添削、口述対策、質問制度、入会金、通学交通費まで含めた総額で比較しましょう。

法律初学者は基礎講義と質問のしやすさを確認する

特許法・実用新案法・意匠法・商標法などは、法律初学者にとって条文・制度の違いを理解するまでが難所になりやすい科目です。基礎講義がわかりやすいか、図解や具体例があるか、疑問点を質問できるかを確認しましょう。

資格スクエアやアガルートのようなオンライン講座は無料講義の見やすさ、LEC・TACのような大手予備校は講師や授業・相談体制を見て比較すると判断しやすくなります。

短答式に不安がある人は過去問演習・条文理解を重視する

短答式は弁理士試験の最初の関門です。特許法・実用新案法・意匠法・商標法などについて、条文知識を正確に理解し、過去問を反復する必要があります。

資格スクエアの短答攻略クエスト、スタディングのスマート問題集、LEC・TACの短答答練など、無理なく繰り返せる演習環境があるかを確認しましょう。

論文式に不安がある人は添削・答案構成の練習量で選ぶ

論文式では、知識があるだけでなく、設問に応じて論点を整理し、制限時間内に答案を組み立てる力が求められます。自分だけでは答案の不足点に気づきにくいため、添削・答案構成の指導・答練の有無を確認することが重要です。

資格スクエアの論文対策・青本講座や別講座の論文添削ゼミ、アガルートの添削ありカリキュラム、LEC・TACの論文答練、スタディングの個別指導付きコースなどを比較できます。「添削あり」と記載されていても、回数や対象答案、返却方法は同じではありません。

口述試験まで見据えるなら模試・口述対策も確認する

短答式・論文式を通過した後には、口述試験で知識を口頭で説明する力が問われます。答練や口述模試を利用したい人は、LEC・TACなどの対策講座も確認しておくと安心です。なお、口述対策が総合コースの料金に含まれるかどうかは講座ごとに異なります。

社会人は学習時間の確保と継続しやすさを優先する

忙しい社会人の場合、学習内容が充実していても講義を視聴する時間が確保できなければ続けにくくなります。動画の視聴速度、スマホ演習、復習機能、進捗管理、自宅学習との相性を確認しましょう。

スキマ時間に短答対策を進めたいならスタディングや資格スクエア、オンラインで総合講義と教材を組み合わせたいならアガルートも候補になります。

理系・文系・知財実務経験から考える弁理士予備校の選び方

理系・文系・知財実務経験者では、同じ弁理士試験でもつまずきやすい部分が異なります。自分の得意分野より、苦手になりやすい分野を補える講座を選ぶのがおすすめです。

理系出身者は法律の基礎説明が丁寧な予備校を選ぶ

理系出身者は発明や技術的な内容に親しみがある一方で、法律用語や条文の読み方、制度趣旨、論文答案の書き方に慣れるまで時間がかかることがあります。基礎講義が丁寧で、条文の意味をかみ砕いて説明してくれる講座を検討しましょう。

資格スクエア・アガルートなどのオンライン講義を無料体験したり、LEC・TACの講師や学習相談を確認したりして、説明の理解しやすさを見比べるとよいでしょう。

文系出身者は特許・技術分野の説明のわかりやすさを見る

文系出身者は法律学習に入りやすい場合がある一方、特許法や実用新案法で技術的な事例をイメージしにくいこともあります。新規性・進歩性・実施といった概念を図解や具体例で説明してくれる講座を選ぶと理解を深めやすいでしょう。

知財実務経験者は試験答案に落とし込む練習を重視する

知財部や特許事務所での実務経験がある人は、制度のイメージを持ちやすい反面、実務での説明と試験答案に求められる書き方の違いに注意が必要です。条文の例外規定や論文式の答案構成まで対策できる講座が向いています。

過去問解説、論文答練、答案構成、添削指導など、アウトプット中心の講座があるかを重視しましょう。

弁理士試験の基本情報

予備校のコースを選ぶ際は、試験の実施時期と試験段階を押さえておきましょう。以下は令和7年度の確定結果と、令和8年度の公表日程です。

項目

情報

令和7年度試験結果

志願者3,501人、受験者3,183人、最終合格者205人、合格率6.4%

令和8年度 短答式筆記試験

2026年5月17日(日)

令和8年度 論文式筆記試験(必須科目)

2026年6月28日(日)

令和8年度 論文式筆記試験(選択科目)

2026年7月26日(日)

令和8年度 口述試験

2026年10月17日(土)〜19日(月)のいずれかの日(予定)

令和8年度 最終合格発表

2026年11月9日(月)予定

出典:特許庁 令和7年度弁理士試験の結果について、特許庁 令和8年度弁理士試験受験案内。

令和8年度(2026年度)の短答式筆記試験では、一般受験者2,746人のうち436人が合格しました。最終合格者数・最終合格率はまだ確定していないため、上表の最終合格率は令和7年度の結果を掲載しています。

出典:特許庁「令和8年度弁理士試験短答式筆記試験総合得点分布表」

弁理士試験は短答式・論文式・口述式の段階制です。短答式では知識の正確性、論文式では条文や制度趣旨を答案に落とし込む力、口述式では知識を口頭で説明する力が問われます。

受講するコースを決める際は、何年度の合格を目標にするか、今の自分がどの段階の対策を必要としているかを先に整理すると、不要な講座を購入しにくくなります。また、資格取得後の働き方も含めて検討したい人は、弁理士は「やめとけ」と言われる理由と実態も確認しておくとよいでしょう。

弁理士予備校に関するQ&A

弁理士予備校・通信講座の比較でよくある質問に回答します。

Q. 弁理士試験は予備校に通わないと合格できませんか?

A. 独学での合格も可能ですが、特に論文答案の作成に不安がある人は予備校・通信講座の活用を検討するとよいでしょう。

市販教材や過去問だけで学ぶこともできますが、条文理解、青本の読み込み、論文答案の修正などを自分で進める必要があります。講師の解説や添削を利用することで、弱点を把握しやすくなる場合があります。独学と予備校のどちらにするか迷っている人は、弁理士試験の独学合格に必要な勉強時間・学習方法も参考にしてください。

Q. 弁理士予備校は通学と通信のどちらがよいですか?

A. 学習ペースを作りたい人は通学、場所や時間の自由度を重視する人は通信が候補になります。

LEC・TACは通学と通信の両方を検討でき、資格スクエア・アガルート・スタディングはオンライン中心です。通学・通信の別だけでなく、添削や答練、質問対応も比較してください。

Q. 弁理士予備校の費用はいくらくらいですか?

A. この記事で紹介した代表コースには、10万円前後から50万円超まで幅があります。

短答対策のみか、論文添削・個別指導も含むか、通学型かによって総額は異なります。割引価格、入会金、教材費、追加講座の有無を合わせて確認しましょう。

Q. 短答式と論文式を同じ予備校で対策できますか?

A. はい。5社とも短答・論文をまとめて学べるコース、または必要な対策講座を用意しています。

ただし、すべてのコースで論文添削や口述対策まで含まれるわけではありません。購入前に対象年度と講座範囲を確認することが重要です。

Q. 論文添削なしの講座でも大丈夫ですか?

A. 答案を自分で見直せる受験経験者なら選択肢になりますが、初学者は添削や答練がある講座も比較したいところです。

論文式は自己採点が難しいため、答案の論点・構成・表現をチェックしてもらえる機会が役立ちます。添削が必要なら、プランに含まれる回数や提出方法まで確認しましょう。

Q. 短答対策・論文対策でおすすめの予備校は違いますか?

A. 重視する学習内容によって候補は変わります。

短答式では資格スクエアの短答攻略クエスト、スタディングの問題演習、LEC・TACの短答答練などを比較できます。論文式では資格スクエアの論文・青本講座や別講座の論文添削ゼミ、アガルートの添削ありプラン、LEC・TACの論文答練、スタディングの個別指導付きコースなどが候補です。

Q. 弁理士予備校の合格実績はどのように比べればよいですか?

A. 人数・割合の分母、対象年度、集計対象の講座を確認してください。

「合格者のうち予備校出身者が占める割合」と「受講生の合格率」は異なる指標です。LECの公式実績なども定義を確認したうえで参考にし、数字だけで予備校の優劣を判断しないようにしましょう。

Q. 選択論文の民法対策は必要ですか?

A. 民法を選択する人は専用講座の利用も検討できますが、選択科目には免除制度があるため、まず受験上の条件を確認しましょう。

資格スクエアやTAC、アガルートでは民法の選択科目対策が案内されています。自分の学習経験、免除の対象になるかどうか、必要な学習量を確認して選びましょう。

弁理士予備校おすすめ比較まとめ

弁理士予備校を選ぶときは、料金だけでなく、受講形態、短答演習、論文添削、質問対応、答練・模試、合格実績の公表方法を比較することが大切です。

オンラインで基礎・短答・論文を一貫して学びたい人には資格スクエア、添削あり・なしを選びたい人にはアガルート、通学や答練・模試を重視する人にはLEC・TAC、低価格帯とスマホ学習を重視する人にはスタディングが候補になります。

最初に「通学か通信か」「短答・論文のどちらが弱いか」「添削が必要か」の3点を整理すると、自分に合う予備校を絞り込みやすくなります。気になる講座の無料体験や資料請求で、講義や教材との相性を確認してから申し込みましょう。

この記事について

本記事は、弁理士予備校・通信講座5社の公式情報と、公開されている受講者の声などをもとに、料金・受講形態・学習内容・サポートを比較したものです。価格や講座内容、割引条件、合格実績の公表内容は変更される場合があります。最新情報は必ず各社公式サイトで確認してください。

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