※今から学習開始する場合を想定した目安です
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目安学習時間:週45時間〜
目安学習時間:週25時間〜
目安学習時間:週15時間〜
(27.28年度合格版パックの方)「2026短答対策講座」はどのように受講すべきですか?
短答対策講座は毎年、その年の短答式試験に向けたペースメーカーとして、新録版の講義を10月~5月頃にかけて順次アップしていきます。2026短答対策講座は、2026年(令和8年)の短答式試験に向けた講義となります。
令和9年度試験に向けては、26年10月から「2027短答対策講座」がスタートしますが、短答対策は過去問の周回数が重要になるため、早いうちからどんどん過去問を回したいというニーズが出てきます。
その時に「2026短答対策講座」をご覧いただくことで、短答式試験の解法を把握しつつ、対策の全体像を確認いただけるという格好になります。
(27.28年度合格版パックの方)論文対策講座(書き方/解き方/実践/青本)が、2026版と2027版の二つがありますがどちらを受講すればいいですか?
まず「書き方/解き方/青本」講座に関しましては、2026版を基に一部資料の差し替えや、講義の再収録を行っております(再収録を行っていない講義は、2026版と同じものです)。
部分的な差し替えのため、どちらを学習いただいてもそこまで大きく変わりありませんが、これから学習される方は2027版を基本に学習ください。これまで2026版で学習してきた方は、こちらを参考に、資料差し替えや講義再収録の対象になっている講義のみ2027版でキャッチアップいただければと存じます。
「実践」講座に関しましては、2027版講座では一部問題の差し替えを行っております。
とはいえ2026版の問題が試験に対応していない訳ではありませんので、両方ご利用いただくのがよろしいかと思います(2026版は年末ごろにご提供を終了する予定ですので、お早めのご受講をお勧めします)。
なお、お送りしております製本テキストは、パック講座をお申込いただいた時期やプラン等によって、2026版/2027版どちらに対応しているかが異なります。
・2026版に対応しているテキスト:「書き方」「解き方」「実践」の3冊に分かれているもの
・2027版に対応しているテキスト:「問題と解説」「資料集」の2冊に分かれているもの
2026版対応テキストをご利用の方は、2027版対応のテキストをカートページのオプションタブよりご購入いただけますので、必要に応じてご利用をご検討ください。
(新テキストでは「問題と解説」「資料集」を別冊にしましたため、資料集だけ持ち歩いて学習するなどもしやすくなっております)
入門講座はどのような目的で観るべきですか?
入門講座は「知財分野の初学者の方が、まずは特許法/意匠法/商標法の全体像をざっと掴む」ことが目的の講座です。
そのため、弁理士試験の学習経験があったり、知財関係にお勤めでいらっしゃったり、知財検定をお持ちだったり、という方に関しては、スキップいただいて問題ございません。
そのうえで、初学者の方がどのようなポイントを意識してご覧いただくのが良いかというと、下記になります。
・細かい内容把握というよりは、全体をさっと流すイメージで視聴する
・学習をどう日々の生活に取り込んでいくかの、予行練習として利用する
本格的なインプットの習得は基礎講座以降でやっていきますので、入門講座はまずは肩肘張らず、気軽にさっとご覧いただくスタンスでご覧ください。
倍速機能は、なぜ21段階も調節できるのですか?
倍速機能のお勧めの使い方は「講座何周目か?」によって異なります。
講座視聴1周目においては「1倍~1.7倍くらいを、0.1倍刻みで細かく刻める」点が重宝します。講義内容が、最もすっと入ってくるスピードに調節するのがお勧めです。1.2~1.5倍速くらいで受講される方が多いように思います。
講座視聴2周目以降では「2倍以上の倍速で聴ける」点が便利です。復習的に、分からないところだけをかいつまんで聴いていくイメージです。直前期などでは、2.5倍以上で講義を回す方もいらっしゃるようです。この場合は、キーワードだけを耳に入れて、あとは頭で補完するという使い方です。科目の体系的な理解が進んでくると、そういった使い方も可能になっていきます。
司法試験でいう「六法」のような、弁理士受験生の必携本はありますか?
あります。「四法対照」と「青本」です。
まず「四法対照」ですが、これは特許法・実用新案法・意匠法・商標法が縦並びに記載された法文です。この「上四法」と呼ばれる科目は関連性が強く、特許法の条文を意匠法・商標法で準用する、ということも多いため、こういった縦並びのスタイルで条文を見れることがとても効率的なのです。
四法対照は短答対策においては必携本と呼べるほか、基礎固め期の知識集約においても、「条文に関する周辺知識を、四法対照に書き込んで『これを開いたら分かる』という状態にしていく」ことはとても有効ですので、早めにご準備されることをお勧めします。
次に「青本」ですが、これは『工業所有権法(産業財産権法)逐条解説』の通称で、条文の趣旨や、条文ごとの見解がまとまっているものです。
青本は、本として買うと分厚く、持ち運びに難儀しますが、実は特許庁HPからPDF版を無料で入手することができます。そのため最初は、このPDF版から入っていただくと良いかもしれません。通読するのは大変ですが、各法の理解を深めるうえで、欠かせない本です。
ちなみに、「青本」の重要な点については、林講師の「青本講座」で取り扱っており、レジュメも充実しています。合格者によっては「青本はほとんど見ず、青本講座のレジュメで試験対応できた」という方もいらっしゃるくらい、使い勝手のいいものですので、学習初期においては青本講座レジュメをメインに利用されるのが良いと思います。
講義を聴きながらオンラインで条文を参照したいとき、便利な方法はありますか?
オンライン上で条文を検索できる「e-Gov法令検索」が便利です。
憲法・法律・政令・勅令・府令・省令・規則について、各府省が確認した法令データを提供しているサイトです。
「特許法」などとネット検索すると、「特許法 e-Gov法令検索」というページが出てきますので、そちらからお入りいただくのが便利です。
また、現在は法文集のアプリなども出ており、メモ書きやマーカー引き、読み上げなど便利な機能がついているものもありますので、紙ではなくオンラインの法文をご利用するのも、向いている方には向いていると言えます。
特許法の後は、意匠法・商標法どちらを先に勉強すべきですか?
結論から申し上げると「どちらでも大丈夫なので、好みでお選びください」という形になります。
特許法の後に勉強すべき科目について、菊池先生は「商標法」、林先生は「意匠法」と異なる科目をお進めするため、「結局どっちだ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらでも大丈夫です。ただ両先生とも、それぞれの科目をお勧めする理由がありますので、ご参考としてまとめさせていただきます。
林先生が意匠法をお勧めする理由
・特許法と意匠法は、創作を保護するという点で共通しているため、似たもの同士を覚えるという意味で効率が良いため
・試験の科目順が特許→意匠→商標なので
菊池先生が商標法をお勧めする理由
・特許法と商標法は保護対象が異なるため、最初に違いを押さえて上四法の全体像を把握しやすくするため
・商標は身の回りにあふれており、初学者の方でも身近な例として具体的なものをイメージしながら、学習を進めやすいため
特許法をいの一番に勉強する、は外せない点ですが、その後は比較的好みで決めていただいて問題ございませんので、上記ご参考にされながらお決めください。
基礎講座テキストの有効な使い方を教えてください
基礎講座テキストは、白黒で文字量も多く、一見して「使いにくそうだな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
一方有効な使い方が分かると、一気に使い勝手が増し「むしろこの体裁の方がが使いやすいかも」と考えが変わると思いますため、ご紹介いたします。
まず、基礎講座テキストはノートを取る用ではなく「講義視聴やノートを取る段階で、分からないことや周辺情報を参照する」辞書のようなものとお考えください。
普段の情報集約・知識習得は「自分ノート」や四法対照等への書き込みを中心に行い、その中で「これで合っているかな?」「他に、漏れている内容はないかな?」という点を確認する目的で、基礎講座テキストを使うということです。
基礎講座テキストは試験範囲の知識に関し、非常に体系的にまとまっていますので、上記のような使い方をすることで最も威力を発揮します。
また、PDF版のテキストを併用し「Ctrl+F」で検索を駆使いただくと、例えば改正関係など、特定キーワードにまつわる部分を拾って確認することができますので、これも便利です。
基礎講座の予習課題は、どのようなスタンスで取り組むべきですか?
予習課題は、学習時間に余裕がある方や、一単元ずつ丁寧に学習していきたい方は毎回しっかり取り組んでいただくのが良いですが、一方で時間がなかったり、早く全体を一周したい方に関しては飛ばしていただいても問題ございません。
基礎固めにおいては、全法域を早めに一周してしまった方が効率的な側面もありますので、予習課題はそこまで厳密に取り組まなくても問題ございません。
一方で、学習初期から青本の記載に目を通す習慣をつけておくことは有意義です。予習課題の目的も多くはそこにありますので、予習課題に取り組まない場合も、意識的に青本の記載に目を通すようにするなどしていただくと、その後の論文対策等で役立ちます。
基本書は、別途購入する必要はありますか?
資格スクエアパック講座に含まれる講義と教材で、弁理士合格に必要な知識は基本的に網羅されていますので、別途基本書を購入する必要は基本的にはございません。
学習が進んだタイミングで、「どうしても理解できない部分がある」「試験対策というより、法的な観点でより深く学習してみたい」というケースが生じた場合に、購入を検討いただくくらいで問題ございません。
菊池講師・林講師の言う「自分ノート」の作り方についてお勧めをおしえてください
「自分ノート」を取る意義は学習知識を一元化して、すぐに見なせるようにすることにありますが、ノート作成の時間はできるだけ削減したいところです。
そこでお勧めしているのが、「青本講座レジュメ集」を自分ノートの素材として使用することです。
青本講座レジュメ集は、実は林講師が受験生時代に使っていた自分ノートがベースになっています。それを基に、ご自身で書き加えたい内容、メモ書きなどを余白に書き込んでいただき、パンチで穴を開けてバインダーに綴じて使っていただくと便利にお使いいただけます(そのために、青本講座レジュメ集は1ページごとに分割できるようにしています)
こうして作成した自分ノートは、基礎固め~論文対策期のものとして便利にお使いいただけます。
一方、短答対策においては効率の良い情報集約の方法や押さえるべき知識の粒度が変わりますので、短答対策用の知識一元化手段は別でご用意いただくことをお勧めしています。
具体的には、四法対照に知識を書き溜めていくという方法です。四法対照は短答対策期にはほぼ欠かせない、見直し頻度高のツールですので、そこに直接書き込んで知識を一元化し、いつでも見直せるようにすると良いです。
基礎講座は、どのくらいの理解度で次に進めばよいですか?
理解の割合としては3~4割程度、イメージとしては、例えば特許法29条であれば「確か新規性に関する条文で、要件が3つくらいあったよな、確か~で、それぞれの具体例としては…」と、もやもやっと概念のイメージを想起できるくらいでよいと思います。
基礎講座1周目では、知識を完璧に覚えようとするのではなく、上のような理解度で早めに1周し、まずは全体像を把握することを重視ください。1周の後は、論文書き方講座など次の講座に取り組んでいきます。
ただ、この進め方だと「理解できている」という手ごたえ感が乏しく、気持ち的にうまく受講が進まない方もいらっしゃると思います。そこで林先生がよくお勧めするのが、「基礎講座・論文書き方講座(・青本講座)の並行学習」です。
並行学習とは、あるテーマの基礎講座を視聴したら、すぐに同じテーマの論文書き方講座・青本講座に取り組むというものです。
書き方講座は論文学習の初歩であると同時に、基礎講座の重要な部分・基本的な部分を「書いて覚える」ことができますので、基礎講座の復習的に取り組んでいただくのにちょうどいいです。また青本講座は、基礎講座のうち青本趣旨などに関係する部分を、別角度からインプットでき、これも基本部分の知識定着に役立ちます。
イメージとしては、「基礎講座→論文書き方講座」の並行学習をメインに、インプットを別角度から補充したいときに青本講座を更に並行で回す、という使い方がしっくり来やすいかと思います。
上四法(特実意商)の学習後は、どの科目から勉強すべきですか?
一般的には、上四法の学習後は条約→著作権法→不正競争防止法と進めていくのがオーソドックスな進め方です。
年内にあまり学習時間が取れません。試験に向けてどう基礎固めをするべきですか?
翌年の短答合格を目指す方の場合、今年の10月中旬くらいまで(=短答対策講座がスタートするまで)に基礎固めを一通り完了させておく(翌年論文合格を目指す方は、論文対策も)ことがまずもってのマイルストーンになりますが、10月までに7科目の基礎固めが厳しそうな場合は、上四法+条約に絞って対策されるのがお勧めです。
科目の優先度として上四法が高いから、ということもありますが、著作・不競は上四法ほど対策時間がかからず、また上四法をある程度理解してからの方が勉強しやすいです。そのため、年内は上四法に集中し、短答対策一本の年明けから著作・不競に取り組むというメリハリ付けは、年内時間のない方にとって有効です。
条約に関しましては、上四法の国際関係の理解や論文対策において、学んでおいた方が対策が容易になるため、理想としては上四法と合わせて基礎固めいただくのがお勧めではありますが、難しい場合は上四法と対策期間をずらして、例えば上四法は10月中旬までのところ、条約は年内まで、などとしていただくのもよろしいかと思います。
なぜ短答過去問を解くのですか?(過去問を解く上でのスタンス)
実際の問題で知識のアウトプットを促されることにより、頭の中の条文知識を想起する「きっかけ」として有効だからです。
逆に、記憶力に秀でている(2~3度見たものはほぼ完ぺきに再現できるetc.)方は、短答過去問を解かずとも、四法対照など法令集を読み込むことが一番の短答対策になります。
しかし、そのような記憶力をお持ちの方は限られているはずです。そこで、過去問という「実際に出題された問題」をきっかけに、「頭の中の知識を想起して、根拠挙げて正答できるか試す→間違った問題は解説を読み、必要に応じて講義やテキストに立ち返って理解する(再インプット)→もう一度過去問を解く…」というサイクルを回すことで、出題頻度の高いところから条文知識の定着を進めていく、というプロセスが重要になります。
言い換えれば、過去問はあくまで「条文知識を完成させていくツール」であり、過去問を解ければ短答式試験に合格できる、という訳では必ずしもない点に注意しましょう。具体的には、根拠を挙げて8割程度過去問を正答できるようになった後は、四法対照等を読み込んでの条文知識の更なる精緻化・ブラッシュアップが欠かせません。特に、短答式試験で35点付近で伸び悩んでいる方は、短答過去問との付き合い方や、条文学習の比率・精度を見直すことで、スコアが伸びるようになる場合がありますのでご参考ください。
「ここから問」とは何ですか?
資格スクエアでご提供している短答過去問のうち、10年度分(平成26年~令和6年)の上四法と条約の問題を対象に、「基礎固め~論文対策期に並行して解ける、比較的基本的な知識を問われる問題」をピックアップしたものになります。ピックアップにおいては、資格スクエア最終合格者の方々に問題を選定いただきつつ、林講師の監修を入れております。
短答過去問はできるだけ早い時期から取り組むことで、問題慣れや知識定着、試験対策等の観点で有利である一方で、短答式試験でしか問われない細かい知識からの出題が5割以上を占めるため、基礎固め~論文対策期など、基本的な知識を習得していく段階において効率よく問題を回せないという課題がありました。
「ここから問」によって、そういった問題を回避しつつ、学習初期からどんどん短答過去問を解けるようになりました。
~お勧めの使い方~
・基礎講座1周目や論文対策講座と並行して、スキマ時間でどんどん「ここから問」にチャレンジください。早期から短答対策(の基本段階)を行えるほか、問題のアウトプットを通して、インプットした知識の定着にも繋がります。
・本格的な短答対策期には、「ここから問」ではなく通常の問題に取り組んでください。通常の過去問の方には、ここから問で取り上げる問題のほか、短答式試験ならではの細かい知識を問われる問題や、解答難度の高い問題など一通りの過去問にあたることができます。
(短答対策期でも、基本的な問題を含む問題全体に触れていただきたいという意図から、通常の過去問の方は、「ここから問」提供問題を抜いてご提供する(=短答式試験でしか問われないような細かい問題だけ解けるようにする)、というような対応はあえてしておりません)
過去問は、何年度分解くべきですか?
10年度分は最低限取り組むようにしましょう。できれば15年度分取り組めるとなお良いです。
逆に、短答初受験に向けて15年以上の問題を解く必要はありません(量が多すぎて全体を回しにくくなるため)。アプリ版の「弁理士短答攻略クエスト」は、解く年度でフィルターをかけられますので、その機能を使っていただくと良いと思います。
15年度分から先は、短答対策にかけられる時間との兼ね合いになってきますが、より多くの年度を解くことで、下記の効果が期待できます
・未知の問題や、未知の聞かれ方への対応力がつく
・過去出題された問題の焼き直しがあった場合に、得点に繋がる
短答過去問は条文理解の「きっかけ」でありますので、16年度分以上解くか否かは可処分時間や向き不向き(条文を呼んだ方が知識が入るのか、過去問からの方が知識が入るのかetc.)にもよりますが、特に短答式試験経験者の方などは上記ご参考いただきつつ取り組んでいただければと思います。
過去問は、どのくらい学習が進んだら取り組むべきですか?
まず意識面から回答させていただくと、過去問は「知識がしっかり身についてから解こう」と、比較的取り組みが先送りになる傾向がございますが、そうではなく(正答できるかにこだわらず)早い時期からどんどん過去問に触れる意識を持たれると良いと思います。
特に過去問の1周目は、正答できること以上に、「過去問を解く→解説を見て、何がポイントなのかを理解する→その点を知識として定着させる」というプロセスを通じて、「着眼点の習得」「問題を通じた、知識の定着」という二つを行うことが重要になりますので、その意味で、早い時期から取組んでいただくのがお勧めです。
具体的にどのくらいの時期で取り組むべきかは、肢別過去問か、問題別過去問かでやや考え方が変わりますので、分けて解説させていただきます。
~肢別過去問~
5肢択一形式の短答式試験の問題を、選択肢(肢)ごとに分解して○×形式で解けるようにした問題形式を「肢別過去問」と言います。
肢別過去問は、「インプットした知識の定着」を図ったり、「試験で問われる深さ、問われ方を把握」したりすることに便利な形式ですので、基礎を1周したくらいの比較的早い段階からお取り組みいただくと良いと思います。また肢別過去問は、WEBなどでスキマ時間にも解きやすく、資格スクエアの場合には「弁理士短答攻略クエスト」を使って、短い時間でもどんどん解いていただけますので、日々の学習のお供としてご活用いただければと思います。
~問題別過去問~
こちらは、つまりは過去問を5肢択一の本番形式ママで掲載している過去問です。インプットの習得よりは「肢の切り方」「組み合わせ問題・いくつあるか問題の取り組み方」など、試験形式においていかに正解肢を導き得点するかという「解法」に重点が置かれます。そのため、取り組むタイミングは肢別過去問よりは遅く、資格スクエアであれば短答対策講座がスタートする、10月頃からお取り組みいただくイメージでよろしいかと思います(一方で、試験形式の問題に早めに触れておくことは有益ですので、しっかり解かないまでもざっと見ることは、早めにしていただいても良いかと思っております)。
上記、あくまで一般論となりますので、人によっては異なる取り組み方の方が学習しやすいケースもあるかと思います。そういったことを把握いただく意味でも、ぜひ過去問には、早めに触れていただくのが良いと思います。
効果的な短答対策の方法を教えてください
短答対策は段階ごとに求められる学習やコツが変わります。ですので、その段階とご自身の立ち位置を知り、その時々に求められる対策を効果的に行うことが非常に重要です。
段階とは、大まかに下記です。
(基礎固め期)
↓
①短答過去問1周目
・正解するよりも、解説を読んで基礎知識の理解を深めたり、知識がどのように問題として出るのか理解を把握することが重要
・スピード重視。数分考えて解けない問題はそれ以上考え込まず、解説を読んで理解する
・この時点ではなかなか解けない、正答できないことで「もう一度基礎をやり直そうか」と迷いますが、過去問は周回を重ねて解けるようになりますので「そういうものだ」と割り切っていただき、どんどん過去問を進める
↓
②短答過去問2周目以降
・周回を重ねる中でだんだん正答率をあげていき、理想的には8割程度の正解率を目指す
・覚えた問題は飛ばす、重複する問題は飛ばすなど効率化にも気を配る(製本版の短答問題集がビリっとできる仕様なのは、このため)
↓
③条文読み込み期
・過去問ベースで8割程度取れるようになったら、四法対照等で条文読み込みを取り入れる(このタイミングが最も効果的です)
・神は細部に宿る。「みなす/推定する」「審判官/審判長」など細かい点にも注目すると同時に、時系列や四法の準用関係などつながりも意識
そして、短答対策期においては肢別のほか、五肢択一の本番形式の問題も解くようにしましょう(弁理士攻略クエストの肢別過去問は、スキマ時間等に取り入れてください)。そのときの解法を学んでいくのが「短答対策講座」の目的でもありますが、26年10月中旬からアップ開始する「2027短答対策講座」は試験本番へのペースメーカーとしての機能もあるため、解法の取得という点では配信が遅くなってしまいます。
そのため、「2026短答対策講座」を先に受講いただき、まずは短答を解く上での解法面を先に押さえていただくことをお勧めしています。2026講座は令和8年度試験向けの講座ですので、解法の習得という点で十分にお使いいただけます。
過去問は、何回転させるべきですか?
過去問は回転数ではなく、「根拠を挙げて8割以上正答できる」という状態を基準に回していただくことが重要になります。
その前提で、とはいえ何回転でその状態に達するのかと言いますと、人によりますが3回転以上は回す必要がある、と考えていただくと良いと思います(多い方では10回など)。
また、過去問を回すときは「いつも正解できる(=習得できている)問題は飛ばして、苦手な問題をしっかり周回させる」という効率化を行うようにしましょう。製本版短答過去問集の隅っこに正解・不正解のメモを書いていただいても良いですし、「弁理士短答攻略クエスト」なら不正解の問題だけを抽出して解く、ということもできますので、メリハリ付けをしたうえで回転させていくようにしてください。
論文対策講座(書き方・解き方・実践・青本)の位置づけについて教えてください
林先生の論文対策講座は、アウトプット3ステップ(書き方→解き方→実践)と、インプット補完としての青本講座に分かれています
○書き方講座
論文対策の第一ステップの講座で、オリジナル問題を用いて「要件-効果の習得と、実例へのあてはめ」にフォーカスして鍛えていきます。難易度的にはステップ①ですが、論文でスコアを伸ばす意味では最も重要なスキルになります。
また、書き方講座の問題は基礎講座と並行して回せるくらいの難易度で、基礎講座で扱う内容の基本的な内容を書いて覚えることにも繋がります。そのため基礎固めの早い時期から取り入れることで、どんどん問題に挑戦して基本知識を習得することができます。最初は「何を書いていいのか分からない」という状態だと思いますが、そのことを恐れずに(必要以上に基礎インプットに戻ろうとせずに)どんどんトライしていきましょう。論文の書き方(要件-効果のあてはめ方)が分かってくると、だんだん「アウトプットを通して基礎を復習する」という使い方ができるようになっていきます。
○解き方講座
論文対策の第二ステップの講座で、オリジナル問題を用いて「漏れのない論点抽出」を身につけていきます。試験で恐いのは、本来論じないといけない論点を落としてしまい、その部分の点がまるまる乗らなくなるという事態です。それを防止する実践的なスキルを身につけると同時に、論文のタイプ別に、論じ方の「型」を身につけていきます。
解き方講座から、いよいよ本格的な論文対策という感じになってきます。
○実践講座
本試レベルのオリジナル問題に挑戦し、ライバルに「書き負けない」実力を身につけていきます。また、判例など論文ならではの知識も補強していきます。
論文式試験は、形式的な傾向はありますが問われる内容や本質的に重要な点は、実はさほど変動しません。そのため過去問のエッセンスを凝縮した実践講座のオリジナル問題にしっかり取り組んでいただければ、論文対策としては十分です(過去問の重要性は高くない)。アウトプット物としてはこの実践講座までを、論文対策としてしっかりやり込むようにしましょう。
○青本講座
青本の趣旨など、青本のエッセンスを解説するインプット講座です。青本は通読しようと思うと膨大な量があり時間帯効果が良くありませんので、その要点を集約したのが青本講座です。論文対策でアウトプットに取り組む合間に、平行してちょこちょこ見ていくのがお勧めです。
また、青本講座レジュメ集は論文対策に限らず、基礎固めから直前対策まで使い続けられる教材として非常に優秀です。基礎固め時点から、自分ノートの素材として利用するなどヘビーローテーションください。
論文過去問講座の位置づけについて教えてください
論文過去問講座は「論文実践講座等の問題を全部解いてしまい、解く問題がない」「近年の試験傾向を把握するために、過去問も解いておきたい」といった方向けのエクストラ講座の位置づけとなります。論文式試験合格のための「論文力」は、「書き方・解き方・実践」と青本講座で効率的かつ十分に身につきますので、カリキュラム上受講が必須のものではありません。「書き方・解き方・実践」と青本講座の受講が終わっていない方はこれらの完了を優先いただいた方が良いですが、受講が完了しており、前述のようなニーズのある方に関してはお取り組みください。
選択論文の選び方や対策方法について教えてください
選択論文は対策上やっかいな科目ではありますが、免除制度が複数あるほか、バックボーンによっては比較的容易に対策できる場合があります。下記の順番で、ぜひご自身の状況を整理してみてください。
①ご自身が選択論文免除の要件に該当するか確認する
選択論文の科目に該当するか、弁理士業務に関連する法律の分野で修士・博士等をお持ちの方は、選択論文が免除になります。
また、薬剤師や行政書士、一級建築士など所定の資格をお持ちの方(※合格しているだけでなく、資格を持っていることが必要)や、応用情報技術者等の試験に合格されている方も免除を受けられます。
②選択論文の過去問をチェックする
選択論文を受ける必要がある場合は、まずはご自身のバックボーンと近しい科目の過去問を特許庁HPでチェックしてみましょう。 試験難易度として、学生時代の教科書等で対応できる場合がありますので、その場合は昔の教科書等を引っ張り出して対策するのが最も早いです。
③ゼロからの方は、選択論文民法か、応用情報技術者が良い
過去問を見て、ゼロから選択論文対策が必要な方は
・選択論文民法で受験する
・応用情報技術者試験に合格して、免除要件を獲得する
の二択が、一般的に多い選択肢になります。
資格スクエアでは、選択論文民法と応用情報技術者試験の対策講座をご用意しています。詳細はこちらをご確認ください。