
「試験勉強から離れて久しいから、仕事をしながらやっていけるのか不安がある。」
社会人の方であれば、受験を検討している中で多少なりともそういった面があるかもしれません。
しかし、「試験勉強」はしてなかったとしても常日頃仕事に関する知識や技術の習得のために勉強をしている皆様であれば、そこで得た経験を応用することで乗り越えることができるのではないでしょうか?
中には、学生時代試験勉強が嫌いだった・苦手だったという方もいらっしゃるかもしれませんが、苦手意識を持つ必要はありません。
社会人として得た経験を通して弁理士試験を見れば、共通する部分が多く見えてくるはずです。
是非、これまで培ってきた経験を武器にして弁理士試験合格を目指しましょう!
会社員:2,002 (50.3%)
特許事務所:945 (23.8%)
公務員:129 (3.2%)
教員:38 (1.0%)
法律事務所:43 (1.1%)
学生:118 (3.0%)
自営業:92 (2.3%)
無職:424 (10.7%)
その他:186 (4.7%)
皆さん、こちらは何のデータかご存知でしょうか?
これは、平成30年度の弁理士試験志願者の職業別内訳です。実に、志願者の8割超の方がお仕事をされながら受験をしています。
弁理士試験と同じく、難関試験とされている司法試験や公認会計士試験と比較すると学生の割合が非常に小さくなっています。
司法試験や公認会計士試験では、学生の割合がもっと大きく、また学生の方が合格率が高いという傾向が見られます。これは、社会人に比べ学生の方が勉強時間が確保できるから、ということが容易に想像できます。
それでは、条件が近い環境で勉強をしている受験生が多いから、後は多くの受験生が受講している予備校を選んで講義をこなしていけばいい、と考えてよいでしょうか?
確かに、短答式試験合格後に控えている論文式試験では「相対評価」により合否が決まりますので、受講生が多い予備校で同じ教材を使って同じように勉強をし、自分の周りの受講生に勝てるようにしておけば受かる可能性が高まる、というメリットがあるかと思います。
しかしながら、結局のところ本質的な問題は
「周りの受験生に勝てるようになるか」
です。
そして、この問題を解決するには「多くの受験生が選んでいるから」という安心感ではなく、「自分と相性がよいか」という視点で選ぶことが重要ではないでしょうか?
資格スクエアでは、受講生の皆さまに合格していただくための講座内容を設計し、適宜改善を加えていることはもちろんですが、資格スクエアが用意したものをただやっていただければよいとは考えておりません。
考え方はそれぞれですが、難関試験合格のためには「短期合格」を狙うのが1つのポイントだと思います。なぜなら、受験期間が1年以上に及ぶ試験ではモチベーションの維持が最大の敵になるからです。
では、「短期合格」のためには何が必要でしょうか?それは、ただやるのではなく工夫をすることです。
「ただやるのではなく、工夫をする」
これは、皆さんが日頃されている仕事と同じではないでしょうか?
つまり、短期合格のためには皆さんのこれまでの社会人経験を試験勉強に応用していくことが役に立つのです。
皆さんは、勤めている会社の「ビジョン」や「ミッション」をご存知でしょうか?
「ビジョン」や「ミッション」の解釈は会社ごとに多少違いはあるかと思いますが、ここでは
ビジョン:将来のありたい姿
ミッション:果たすべき使命
と定義します。
ところで、昨今この「ビジョン」や「ミッション」を重要視している会社の事例をよく目にしますがなぜでしょうか?
テーマから逸れますのでここでは掘り下げることはしませんが、つまりは、
「進むべき先が定まっていないと、モチベーションが上がらない」
と言えるのではないでしょうか?
まさしく、これは資格試験にも当てはまります。
弁理士試験のような難関試験は、勉強期間が長期に及びます。勉強することが好きで苦痛を何も感じないという方は別ですが、大半の方は仕事が終わった後や休みの日は自分の趣味に時間を使ったり、何もせずにただ休みたいと思うのではないでしょうか?
この欲求を抑え、試験勉強に時間を注ぐわけですから、そこには強い動機が必要です。
「なぜ、弁理士試験を受けるのか?」
将来のありたい姿(=ビジョン)とこの質問の答えがリンクしたとき、それは、自分の欲求に打ち勝つ強いモチベーションとなり得ます。
将来弁理士として活躍し、ありたい未来を実現するためにまず果たすべき使命は、弁理士試験に合格することです。
「ビジョン」や「ミッション」の果たす役割の重要性は、社会人である皆さんが実感されているところであるかと思います。
是非、今一度将来のありたい姿を思い浮かべてみてはいかがでしょうか?
弁理士を目指す動機の再確認が終わったら、次に、合格までに何をすることになるかを確認するステップになるかと思います。
この時に皆さんの経験が活かせるのは、
「情報を鵜呑みにしない」
ということです。
例えば、弁理士試験に合格するためにはよく「3,000時間程度」必要になると言われます。
ある程度根拠を持った数字ではあるのかと思いますが、この時間をそのまま受け入れてしまうと3年間くらい必要になりそうだというイメージになってしまいます。
<計算例>
平日:2h × 5日 =10h
休日:5h × 2日 = 10h
計:20h / 週
20h × 52週 = 1,040h / 年
1,040h × 3年 ≒ 3,000h
平成30年度の合格者数は260人です。その内、初回の受験で合格された方は30名で全体の11.5%になります。
仮に勉強期間を1年半とした場合、この方たちは1年半で3,000時間勉強したのでしょうか?
中には、そのような方もいらっしゃるかもしれませんが、3,000時間かからずに受かっていると考える方が自然です。
そして、実際に3,000時間かけずに合格されている方がいる以上、同じく短期間での合格を目指すべきでしょう。
皆さんはお仕事をされている中で、
「前例をそのまま踏襲せずに考え、試行錯誤しながら効率化を実現した」
という経験をお持ちではないでしょうか?
これは、試験勉強にもそのまま応用できます。
例えば、3,000時間を前提に時間の使い方の内訳を考えてみます。
資格スクエアであれば、パックプランに含まれる講義の総時間が約310時間になります。
動画の再生スピードを速めることもできますので300時間とした場合、2,700時間残ります。
実に全体の9割にあたります。
この時間を使って、授業の復習や予習、論文を書く練習をする、過去問を解く、暗記のため繰り返し内容を確認する等、合格に必要な様々なことをやっていきますが、それらは皆さんが主体となってやっていただくことです。
つまり、そこには工夫をできる余地が多分にあり、やり方次第で必要な時間数を大幅に減らすこともできるということです。
勉強法に絶対的な正解はありませんので、一般的に良いとされることもただそのまま受け入れるのではなく、自分の身になりやすいよう工夫することが大切ではないでしょうか?
資格スクエアでも、注意すべきポイントをお伝えさせていただいておりますが、これもあくまで参考情報です。最終的には皆さんにご判断いただき、必要なものを取り入れていただければと思います。
皆さんは会社で部下・後輩に何かを教えるときにうまく伝えられなかった、あるいはそのような光景を目にしたことはありませんか?
原因としてはいろいろ考えられると思いますが、1つの例として、話の前提の認識がずれていたり、そもそも前提について部下・後輩が知らないということを上司がわかっていなかった、というケースがあるかと思います。
解決策の1つとして、「相手の立場で考えてみる」ということが挙げられます。
「相手の立場で考えてみる」は、よく聞く言葉だと思いますが、ついつい忘れがちになってしまうものです。
なぜ、相手の立場で考えることが問題解決に役立つのでしょうか?
それは、簡単に言えば相手になりきってみることで普段自分に見えていないことが見えるからだと思います。
例えば、授業がわかりやすい講師は受験生の立場でよく考えています。
資格スクエアでいうと、菊池講師は長年講師をしていますので、受験生の立場で考えたときにどのあたりで躓きそうかということをよく理解しています。
また、林講師の場合は自身が数年前まで受験生だったということもあり、その時の視点を活かして講義をしています。
受験生である皆さんもこの考え方を応用することができます。
例えば、学んだ内容についてそれを知らない部下・後輩に説明すると想定して説明ができるか試してみる。
もう少し発展させると、学んだ内容を自分が試験管であるならどのように出題するかを考えてみる、ということもできます。
その上で実際に該当箇所の過去問を確認することで、単に過去問を解くよりも深く活用できます。
もちろん初期の段階では難しいと思いますので、ある程度学習が進んだ段階で試してみてください。